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引っかかっちゃった、がん検診 #4

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怖くて眠れない~

おかみががん検診に引っかかってから、寝不足が続いている。

考えても仕方ないのであるが、考えずにはいられない。

魔の時間帯があるのだ。

深夜の11時頃には、ベッドに横になり睡眠をとる体制になる。

がん検診に引っかかる前は、明日のために頭で予定を整理したり、一日あった出来事を振り返ってみたりすればいつの間にか意識がなくなり眠っている。

だが、今は考えまいと思っても、検査結果が気になりスマホ検索がやめられない。

検索を始めると、すぐに2時間ぐらい経過してしまう。

そもそも、現時点の少ない医療情報ではスマホ検索しても、「がんじゃないかもしれないけど、がんだったら手術するよ」とか「がんじゃないかもしれないけど、がんだったら予後が悪い」とか、安心と恐怖が入り混じったあいまいな回答が返ってくるだけ。

この検索結果が、不安をあおる。

じゃ、検索しなきゃいいのにせずにはいられない。

+E+Pは何なんだ

現時点の心配事は、予約表にかいてあった+E+Pが何の検査かわからないことだ。

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おかみの知っている医療関係者に「+E+Pって何だと思う?」って、何人もの人に訊ねてみた。

一応に「何だろうね、わからない」って、回答だ。

おかみの予測の、+Eはエコー検査だということは皆が納得がえられたが、+Pがわからない。

共通して助言してくれることは、予約表に書いてある略語は病院内の共通言語のようなもので、別の医療機関にいる人間に訊ねてもわからないってことだ。

まぁね。そうだよね。

同時に、子宮頸がん・乳がん検診に引っかかった人は、そこそこの割合でいて体験談等を聞かせていただいた。

子宮頸がんだったら、ステップ1・コルポスコープ検査→ステップ2・円錐切除術→ステップ3・子宮全摘で、検査で進行していることがわかれば、ステップを踏まずに子宮全摘のこともありうる。

なるほど~

脅えからの脱出

子宮頸がんと言えば、思い出すクライアントがいる。

子宮頸がんと言えば、そのクライアントが目に浮かぶ。そのクライアントは、緩和ケアをきちんと受けて、安らかに旅立ったが、緩和ケアをうけるまでの闘病を思い出すと、あれが自分の身に起きると思うと怖い。

今回、早期発見で治療を体験談した人の話を訊いた時点では、過剰に脅える必要がないように思えた。

進行していても子宮全摘程度で治療が終わり、社会復帰している人ばかりだからかもしれない。

そうか!

おかみは、早期発見の範囲内だと思う。

最悪、子宮全摘になったとしても、年齢的にも子供産む可能性はゼロに近い。

がんが潜んで生命を脅かす臓器はいらない。

よし!脱出した

センシティブな問題なので、考えをまとめる

前述で子宮全摘について触れたが、センシティブな問題なので、おかみのおかみの子宮に対する考えをまとめておこうと思う。

  • 団塊ジュニアでアラフォー
  • 一般的に更年期の世代だが、更年期症状は出ていない
  • 未婚で子供なし、年齢的に子供を産む可能性はゼロに等しい

これが、おかみのプロフィールだ。

こういうプロフィールを持っている人は、世の中に五万といるだろう。その中には、女性らしさにこだわって生きている人もいる。その象徴が、子宮や乳房や髪の毛という臓器だろし、出産や子育てをしたいというよりも、体験しなければ一人前ではないという価値観を持っている人もいる。

昔、飲食店で働いていたときに、洗い場を担当していたおばさんが、病気で子宮全摘した後「あたしは女ではない」と思い悩んで、離婚をし自殺未遂をしたという話を訊いたことがある。

おばさんが若かった昭和は、大なり小なり女の機能があってこそ価値がある社会であり、そういう生き方しかできなかった。おばさんは、そういう価値観の犠牲者だ。

今は、どうだ。

LGBTで、女性に生まれながら手術をして男の体になり戸籍を変える時代だ。中には、男性でも女性でもないという性自認を持つ、Xジェンダーという人もいるらしい。

そういう存在を知ると、性別とは自分で決めるものなのかとも思う。

だから、旧態依然の価値観にはこだわらない。

福祉で生計を立てているおかみだからこそ、こだわってはいけないと思う。

赤の他人さんから見れば、しょーもないおかみの人生であるが、そういう価値観を持たずに生きてこれた。これからも生きていける。

もし、子宮全摘の診断がおりたら、「子宮なんて臓器だ!がん潜んでいるなら、ちゃちゃと摘出してください」と回答するだろう。

結論

子宮があろうとなかろうと、おかみは確かに女である。

これが、結論だ。

今回、知り合いにリサーチする以外にも、YouTubeやブログで体験談を読み漁った。

中には、妊孕性に悩み強烈に喪失感を味わっている人もいた。

そこは、生き方や価値観にそぐわない道を強制的に歩かなければならない、心の痛みであり生き物としての本能がそうさせるのだと思う。

梅宮アンナさんが、乳がんで左胸を全摘する予定だという。乳房再建もしないという。「自分のおっぱいには興味がなかった」との、発言があった。

彼女と同世代のおかみは、モデル・タレントとして煌びやかな生活を送っていた20代を知っている。女性美を極めることをビジネスにして生きてきた人だ。

おっぱいに興味がないから、乳房は再建しない?

アンナさん、それって本音?

女性美を極め生きる糧にするよりも、がん患者インフルエンサーとして社会貢献をすることに価値観がシフトチェンジしたからだよね。

短期間で大きな価値観を得て、サッと切り替えられるアンナさんあっぱれです。

そんなこんなを、考えながら

いよいよ、次回は謎検査だ。

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ABOUT ME
地域食堂ことこと おかみ
某相談所のしがない相談員をしています。団塊ジュニア。両親が死去したら、単身身寄りのない困った年寄りになる可能性高し。 今の夢は、定年まで思いっきり働いて、退職したら「地域食堂」のおかみになること。 そして、「地域食堂」の仲間が笑顔であの世に送ってくれたら、おかみの人生120点!!
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