おかみの日常(仕事編)

反響 頑張るってなんだろう?

cd-kotokoto

反響 「逃げ恥」の考察

前回の「逃げ恥?」について、おかみの独特の解釈を記事にした。

この記事を読んだ人から、ダイレクトに感想を語ってくれる人もいて、面白いなと思ったので、さらに深堀していこうと思う。

おかみ自身の心の中を怖いけど内省してみる!

合わせて読みたい
逃げ恥? 逃げた先に何があるのか…
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どこに、引っかかったか?

「逃げ恥?」の記事で引っかかりポイントが、人によって違う。

まず、一番にリアクションを返してくれた人は、「頑張れない人」に焦点を当てて感想をくれた。

リアクションをくれた彼は、決してADS傾向が強いわけではない。

誰でもあるような個々の脳の特性みたいなものを、彼が思い悩んでADS傾向だとカテゴリー分けしているだけだ。

ただ、この仕事をしていたら、アセスメントしすぎて自分自身にもレッテル貼りをしてしまう。

相談員の悪い癖だ。

気にするな。

引っかかりポイント パート2

もう一つヒットしたのは「逃げる方法のマニュアルが充実していく」だ。

経験値が少ない時期は、なんだかんだ理由をつけて逃げっちゃったこともあったんだな~?

相談員になったというだけで、プライド持っちゃう新人さんアルアルだ。

そういう人が、始末が悪い。

それが、癖になっちゃう。

逃げる=自己否定に陥る。

逃げない=支援の方法のバリエーションが広がる。自己肯定感が上がる。

おかみの方程式は、これ!

そういう時は、逃げるのではなく上手に先輩や同業他社・同業他分野のコミュニティに頼るんだ。

だから、仲間づくりが大事。

強烈な価値観は何だ?

おかみは、もともと頑張らない子供だった。

例えば。

小学生のころ、クラスで一人だけ「逆上がり」ができなかったが平気だった。

「逆上がり」ができないことの、メリットもデメリットも興味なかった。

たとえ、「逆上がり」ができないことで、クラスのヒエラルキーの最下位に落ちたとしても、別のことで巻き返せばいい。つまり、「逃げ恥」理論だ。

でも、母親は違った。

わが子だけ、成長していない。わが子だけ、「逆上がりができるようなる」という、義務教育のカリュキュラムをこなしていない。というよりか、義務を果たしていない。

と感じたらしい。

母親が、娘のダメな部分を通して自己否定していたんだね。

そこから、母親の特訓が始まった。

おかみは、練習なんてやりたくなかったが、母親が怖い顔で「逆上がり」を一緒にしようというので、渋々やっていた。

ついに、半月後。

「逆上がり」ができるようになった。

ちょうど夏休みだったこともあり、母親はこのことを担任の先生に「暑中見舞い」で報告しろという。

おかみ自身は、逆上がりなんてどうでもいいことを、担任の先生に暑中見舞いで報告するなんて気が進まなかったが、母親が「やれ」というので暑中見舞いを書いた。

逆上がりに関しては、自分自身でもできないことができるようになった充実感はあった。そして、母親がなによりも嬉しそうだった。

担任の先生から、おかみだけ暑中見舞いの返事が来た。

「逆上がり」ができたことを、ほめてくれた。

これはこれで、おかみの自己肯定感が爆上がりだ。

まったく興味がなかったが、興味ない事や嫌なことを克服することで、得るものががあると学んだ出来事だった。

この出来事のポイントは、母親が忙しい時間をさいて練習を付き合ってくれたという愛情と担任の先生からほめられたという他者からの評価が得られたことによる、何とも言えない充実感(自己肯定感)を感じることができたという点だ。

この出来事が、おかみの頑張る原点のような気がする。

そして、社会人としてそれなりの経験を積んできた今は、自分自身が頑張ることもそうだが、母親のような役割が課せられていると思っている。

だから、頑張らない人を険悪するのかもしれない。そして、同時にやる気にさせることができない自分自身を否定している。そして、忙しいことを理由に頑張らない人に愛情を注げないことも申し訳ないと思っている。

頑張らない人の「頑張らない理由」「頑張れない背景」を理解してそれなりに対策を立てれば、行動変容させられるのだろうか?

頑張らない人の「心の闇」をのぞいて、目も覆いたくなるような心象風景だったら…。

「頑張る」の別バージョン

最近、とっても「仕事を頑張る人」に出会った。

その人に「なぜ頑張るのか?」「仕事が好きなの?」と問いかけたことがある。

その人は、「仕事は嫌いだ、給料をもらっているから義務感でやってる」と答えが返ってきた。

ほ~。

「義務感?」

噓でしょ。

義務感だけでできる仕事ではないよね。

あなたの仕事に対する熱量は、報酬に釣り合ってる?

それでも、粛々と前向きに頑張ってるよね。

「義務感」という言葉で保険かけているでしょ。

あなたは仕事が好きでしょ。

頑張ってるのに、「頑張っていない」「義務だ」と保険をかけるのは、どういう解釈したらいいのか?

あなたの自己肯定感って、どうなっているの?

もしかして、自己肯定感を低めに設定していない?

自己肯定感が低い=自己否定に陥りたくない

だから、「とっても頑張る」っていう方程式であってる?

頑張っても頑張っても、自己肯定感が高まらないのはなぜ?

自己肯定感の原点

前回の記事を投稿してから、相棒のアイコさんに言われたことがある。

「おかみは、自己肯定感が高いよね」

そうかな~?。そうかな~?。

頑張ってもできないことも多いし、ある程度の合格点を設定して物事に取り組んでいるけど、合格点をとれないこともあるよ。

だけど、最終的には「頑張っても、できなかった自分を許す」ことにしている。

おかみも年齢を重ねたから、頑張ってもどうしようもないことがあることを知っている。

自己肯定感とは

自己肯定感と許すという言葉が気になって、AIで調べてみた。

自己肯定感を支える要素

・自己受容

・自己効力感

・基本的信頼感

・他者からの承認と尊重

おかみの場合、逆上がりのエピソードにもあるように、両親から溺愛されて育ったから基本的信頼感と他者からの承認と尊重は持っている。

自己受容と自己効力感は、どうかな?

自己受容は、勝ち負けにこだわっている部分だと思う。何をするにも、ある程度の合格点を設定する。それに不合格だったときは、不合格だった要因を分析し対策を立てる。

この作業がとっても大事。

不合格だった時、泣きながら悔しさや情けなさを味わい尽くす。

不合格の要因と対策が立てることができたら、こっちのものだ。

あとは、また頑張るだけ。

また頑張って成果が出たら、自己効力感は満たされる。

成果が出せなかったら?

精一杯頑張ったから「自分を許す」ことにしている。

このルーティンは、感情がのっかったいわゆるPDCAである。

だが、世の中うまくいかないことだらけだ。

頑張っても頑張っても、ダメなときはある。

その時の対策は、逃げ恥理論を発動させる。

これは、お愛嬌。

ただ「逃げる」だけの行為はしないことは、決してしないことは決めている。

ここの段階までくれば、自分を許し認めてあげることができる。

そして、おかみの自己肯定感が維持できるというわけだ。

自己肯定感と許すのつながり

AIによると、「許す」とは、相手の行為が正しいと認めることではなく「その出来事が、今の自分の心を支配することを終わらせる」という行為だそうだ。

自分を許す行為は、過去の失敗を切り離すことであり不完全な自分を認める行為。完璧主義からの脱却だ。

他人を許す行為は、被害者意識からの脱却。

他者の欠点を許せない時はおおよそ自分の中の似たような欠点を許せていないことが多くて、他者を許すことは巡り巡って自分を許すことにつながる。

だから、「許す」行為は心を楽にする。

自己を許す・他者を許す行為は、自分の弱さや失敗も含めて「ありのままの自分に価値がある」と受け入れられている状態だから、自己肯定感が高まるという論理だ。

「頑張る」を応援したい

最近出会った「とっても仕事を頑張る人」が気になってる。

頑張る動機がおかみと正反対だからだ。

そして、頑張る動機を勝手に分析すると、とても切ない気持ちになる。

「心の闇」は、のぞかない。

「心の闇」は、そう簡単には「思い出」にならないことは、甘やかされて育ったおかみにも理解できている。

頑張り屋のあなたへ

少なくとも、おかみはあなたの頑張りを認めて評価しているよ。

結果も出している。

応援しているし、力になりたいと思っているよ。

こんなこと、記事にしてごめんね。

お互い年齢を重ねたときに、「こんなこともあったね」って思い出話になるように記録しておきたかった。

これからもよろしく。

ABOUT ME
地域食堂ことこと おかみ
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某相談所のしがない相談員をしています。団塊ジュニア。両親が死去したら、単身身寄りのない困った年寄りになる可能性高し。 今の夢は、定年まで思いっきり働いて、退職したら「地域食堂」のおかみになること。 そして、「地域食堂」の仲間が笑顔であの世に送ってくれたら、おかみの人生120点!!
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