あの世とこの世を漂う人々
幸せそうでよかった♪
先日、SNSのフォロワーリストの中に、短期間だけアルバイトをしていた職場の同僚がいた。
彼女は、20年前あの世とこの世を漂っていた。
短い接点しかなかったが、心配していた。
20年ぶりの生存確認。
とても幸せそうだ。
よかった。
あの世とこの世を漂う人々
相談業務をしていると、「死にたがり」のクライアントというのが一定数いて、実際に実行しまう人がいる。
この記事の主人公も「死にたがり」のクライアントだった。
おかみが担当していたクライアントで、あの世に行ってしまった人はいない。
全員、この世に帰ってこれた人ばかりだ。
なぜ、死にたがるのか?
そもそも、精神科で治療を長年していて、メンタルが不安定なのが通常で心配事がないことが気分がすぐれない原因のように見える。
わからなくもない。
実行してしまったきっかけは何なのか?
おかみのクライアントでこの世に帰ってこれた人限定の理由
- 腰痛がひどくなってつらい。
- 薬を飲み続けているが、持病があまり改善しない。
- 医療関係者の態度が赦せない。
メンタルが健全な人だったら、理解しがたい。
実行してしまった後は、どうなったか?
この世に戻ってこれた人の特徴だと思うのだが、必ず発見してもらえるようにうまく予告をする。
そして、発見した人が、救急搬送をして医療関係者により救命される。
救命された後は、メンタルが落ち着く治療と安全という名のもとに、一定期間「隔離」された病室に行くことが多い。
退院すると、「もう、絶対しない」と語る。
実行してしまった後の、メンタルが落ち着くための治療がつらいらしい。
クライアントがどう変化したか?
腰痛がよくならくて実行したクライアントは、福祉制度の力を借りて定期的に一人にならない環境で過ごすことにした。
腰痛の治療には限界があるし、ストレスが自身に向かうと実行したくなる。ストレスのベクトルが、クライアントの自身に向かわないように人とかかわることにした。
人とかかわることもストレスになるが、そこは福祉の専門職が配置されている環境だ。うまく、ガス抜きをしてくれている。
医療関係者の態度が赦せなかったクライアントは、マイペースに生活をしている。
いまだに、赦せているわけではないけど、実行したことがきっかけで心配してくれていた人の存在がいることが認識できて、自らあの世に行く行為はしないと決めているらしい。
薬を飲み続けているが持病があまり改善しないクライアントは、再検査をすると進行したがんが見つかった。よくならないはずだ。
そして、隔離病棟から緩和ケア病棟に転棟して、あの世に行った。
あの世に行く方法
実行してしまたクライアントも、この世に戻った後「もう実行はしない」と決めたら、少しずつ環境が変わってきて、それなりに穏やかな生活を送っている。
おかみの元同僚は、うまく人生を巻き返し、素敵な旦那様と再婚し幸せな生活を送っている。
この世にとどまっていれば、どんな人生が待っているかわからない。
親ガチャと言う言葉がある。
人間は、どんな国でどんな親の元に生まれるか選ぶことはできない。
だが、不慮の事故ではない限りあの世に行く方法は選べる。
平和な日本であれば、天寿を全うして畳の上で死ぬか病院のベッドで死ぬか?強制的に人生を終わらせてしまうか?
さらに、細分化すればどんな死に方だって自分で決めることができる。
どうせ、一回は死ななければいけないだから、幸せなままあの世に行く方法を考えていこう。